薬剤師といえば調剤薬局やドラッグストア、病院などで働くことが多いです。
そんな中なぜ薬剤師である私メビウスがECサイト(ネットショップ)で独立しようとしているのか、疑問に思う方が多いと思います。
そこで今回は私がECサイト(ネットショップ)で独立を目指したきっかけについて話していこうと思います。
薬剤師がECサイト(ネットショップ)で独立しようと思ったきっかけ
早速ですが、私がECサイト(ネットショップ)で独立しようと思ったきっかけについて話していきます。
勤めていた薬局がM&A(買収)される
私はECサイト(ネットショップ)で独立を考える前は、個人薬局で働いていました。
職場環境はそこまで悪くなく、患者様も一部厄介な人はいましたがそれはどの店舗でもありえることで、働く環境はよかったと思います。
しかし年が明けて数日後、突然社長の口から
「この薬局は○○(チェーン薬局)に買収されます。」
と言われました。
しかも次の日からすぐさま体制が変わることに…。
私は個人薬局の時から管理薬剤師をしていたためM&Aされた後も管理薬剤師を継続することになったのですが、M&Aにより体制が変わったため業務も大幅に増えました。
それでも慣れない報告書に四苦八苦して提出しましたが、何も本部からはフィードバックはありません。
何のためにやっているのか、日々疑問を持ちながら業務をこなしていました。
ただチェーン薬局になることで急病で休んだ時のヘルプが来てくれるとメリットもあると期待もしていました。
しかし結局どの店舗も忙しいとのことで誰かが休んでもヘルプはきませんでした。
また個人薬局の時は処方箋による調剤を主にやっていましたが、本部からは決められたOTCをいつまでに売るようにとノルマが課せられました。
これが有名・人気の商品ならまだ売れやすいのですが聞いたこともない無名のOTCのため販売するのは難しく、結局は自腹でいくつか買わなければいけませんでした。
そんな中、個人薬局の時から働いていた事務さん、薬剤師が1人また1人と辞めていくようになりました。
人が辞めるということは、残っている人の負担が増えるということです。
もちろん管理薬剤師である私に1番負担がかかってきます。
この時期からもうこの薬局では働いてはいけないと思うようになり、自分がどうすべきか考えるようになりました。
転職よりも独立か
薬剤師は昔に比べれば求人は減ってきていますが、まだ他の職種に比べれば転職はしやすいほうです。
転職サイトを調べると薬剤師専門の転職サイトというものもあります。
なので私もこの状況を変えるための行動として、まず初めに浮かんだのが転職でした。
しかしチェーン薬局を好まない私がまた個人薬局に転職したとしても、また勤め先が今回のようにM&Aをされたら同じことの繰り返しとなってしまいます。
それでは意味がないと考え何か方法はないかと考えたところ、独立はどうだろうかと考えました。
門前薬局の開業はお金、コネがないと厳しい
薬剤師が独立する方法で一番多いのが、病院の近くで開業する門前薬局です。
この方法は病院の医師の評判にもよりますが、成功する確率は高いと思います。
ただ私は門前薬局を開業する資金もなければ、院外処方をだそうとする医師との知り合いもいません。
門前薬局の開業を支援するサービスもありますが、こちらも仲介手数料が高額で私には払うことはできないでしょう。
もう一つの薬局のあり方として面薬局で幅広く処方せんを受け付けるという方法もあります。
しかしこちらは持ってきてもらえる処方箋の枚数予測を見誤れば1日0枚となってしまう可能性があります。
特定販売で独立できないだろうか
それでも何か自分で独立してできることはないか、色々と調べていると特定販売という方法を見つけました。
特定販売というのは、きちんとした定義でいうと
薬局・店舗に貯蔵・陳列している一般用医薬品又は薬局製造販売医薬品(毒薬又は劇薬であるものを除く。)をインターネット、カタログ、郵便等により販売すること
で、つまりインターネットで一般用医薬品を販売するということです。
これなら医師とのコネも必要なく、また高額な調剤器具(分包機は数百万以上)もそろえる必要はありません。
特定販売なら薬剤師としての資格も生かし、独立も叶うのではと思うようになりました。
ネットでの販売は経験済み
ここ最近ではやっていませんでしたが、実は昔にAmazonやメルカリ、ヤフオクで商品を販売したことがあります。
やっていた内容ですがまずは自分が不要なものをメルカリやヤフオクで販売してネットで販売するとはどういうことなのか体験してみました。
そしてネット販売に慣れてきたらどこかに買い物に行ったときに、Amazonの販売価格と価格差があれば仕入れて販売していました。
この方法は副業で数万円手に入れるにはいいのですが、如何せん仕入れるために遠出することが必要なので本業とするのは難しいのではと思っていました。
しかし先ほどの特定販売となれば話は別です。
許可がおりれば販売する商品は問屋、卸業者から仕入れられるので遠出する必要がなくなります。
しかも問屋、卸業者であればある程度安く仕入れる可能性が高いので、ECサイト(ネットショップ)で独立しようと考えるようになりました。
まとめ
以上が薬剤師である私メビウスがECサイト(ネットショップ)で独立しようとしたきっかけ、思いとなります。
特定販売による独立が成功するのか、正直わかりません。
不安でいっぱいですが、一生懸命頑張りたいと思います!